職種を比べる

企画・制作の次はWebディレクターかWebマーケターか?求人で分ける2ルート

企画・制作進行の経験をWebディレクターとWebマーケターのどちらへ持っていくか、現行求人の必須条件で比較。進行管理と数値改善のどちらを担当したかで判断します。

目次を開く 3項目

企画や制作の経験があっても、WebディレクターとWebマーケターの両方に同じ強みが使えるわけではありません。

  • 納期、品質、制作会社、社内確認を動かした → Webディレクターが近い
  • 広告、SEO、SNS、アクセス解析の数字を見て施策を変えた → Webマーケターが近い
  • 企画書だけ作り、進行も効果測定も担当していない → まずアシスタント求人の担当範囲を確認する

2026年7月13日時点の求人では、「企画力」という抽象語より、制作を完了させた経験か、数値を改善した経験かで必須条件が分かれています。

進行管理と数値運用では、同じ企画でも出口が違う

現行求人中心業務必須条件近い経験
プライムクロス WebディレクターWeb企画、制作進行、納品。入社後はアシスタントから社会人経験1年以上、Web・クリエイティブへの関心紙・イベント・映像を含む制作進行
CARTA HOLDINGS Webディレクターバナー・LPの進行、品質、外部制作会社の管理Web制作ディレクションまたは進行管理3年程度Web制作を主担当で完了させた経験
GIG WebマーケターGA4等の分析、KPI、SEO・広告・コンテンツ、CVR改善Webマーケティング2年以上。SEO・広告・コンテンツ・SNSのいずれか数字を基に施策を変えた経験

求人名から、確認に使った募集ページを直接開けます。

プライムクロスの求人が示すのは、「Web制作経験がなければ不可能」ではなく、経験が少ない人向けの入口はアシスタント業務だということです。CARTAの即戦力求人とは、同じ職種名でも入口が違います。

制作物を納期まで動かしたなら、Webディレクターから見る

CARTAの募集では、バナーやLPの制作進行、品質管理、関係者調整、外部パートナー連携が中心です。必須はWeb制作のディレクションまたは進行管理の経験です。

次の経験はWeb制作以外でも説明材料になりますが、即戦力条件を満たすとは限りません。

  • 制作者へ依頼内容を渡し、途中の確認を行った
  • 修正回数と締切を管理した
  • 法務、商品、営業などの確認をそろえた
  • 外注先の見積、納期、成果物を確認した

Web未経験向け求人なら、この進行経験を入口にできます。一方、Web経験3年を必須とする求人では、紙媒体やイベントの進行だけで必須条件を満たすとは読めません。HTMLやデザインを自作できるかより、Web制作の工程を主担当として回したかが分かれ目です。

数字を見て施策を変えたなら、Webマーケターから見る

GIGの募集は、GA4やSearch Consoleによる分析、KPI設計、SEO・広告・コンテンツの施策、CVR改善を担当します。必須はWebマーケティング2年以上で、SEO、広告運用、コンテンツ、SNSのいずれかの経験です。

企画会議に参加した、SNS投稿を作った、広告素材を発注しただけでは、数値運用の経験とは別です。次のどこまで担当したかを見ます。

  1. 指標を決めた
  2. 配信や公開後の数字を確認した
  3. 原因を仮定して内容や配分を変えた
  4. 変更後の数字を再度確認した

この流れを自分で回していれば、施策名を問わずWebマーケターとの接点があります。公開して終わっていた場合は、制作進行を残すWebディレクターの方が近い可能性があります。

「未経験可」は、任される位置まで読む

プライムクロスは社会人経験1年以上を必須とし、まずアシスタントとして企画提案や制作進行を学ぶ流れです。対してCARTAは、入社後にメインディレクターとして自走することを想定しています。

同じWebディレクターでも、次の差があります。

求人の入口入社後の位置現在の判断
社会人経験を必須、Web経験は歓迎アシスタントWeb制作未経験でも候補
Web制作進行3年程度を必須メイン担当Web以外の制作経験だけなら対象外
Webマーケティング2年を必須施策の設計・改善担当投稿・制作だけなら対象外

「未経験可」を見つけたら、研修の有無ではなく、最初にアシスタントとして何を任されるかを確認します。

次の応募先は、最後まで責任を持った仕事で決める

自分が最後まで担当したこと次に見る職種
制作指示、進捗、修正、納品Webディレクター
KPI、配信、分析、改善Webマーケター
顧客への企画提案と制作部門の調整Webディレクターまたはデジタルプランナー
原稿や素材の作成のみ制作職を続けるか、アシスタント求人から確認

資格や講座を先に選ぶ必要はありません。まず求人3件を開き、必須条件に「制作進行」と「広告・SEO・分析」のどちらが多いかを数えます。多い方が、現在の経験を捨てずに渡りやすい航路です。